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2006年5月16日の中国外交部劉建超報道官の定例記者会見
2006-05-17 00:00

 

  2006年5月16日の中国外交部劉建超報道官の定例記者会見のうち、日本関係の発表事項と一問一答は次の通り。

  第5回中日東海問題協議が今月18日、東京で開かれる。中国外交部アジア局の胡正躍局長と日本外務省アジア大洋州局の佐々江賢一郎局長がそれぞれ代表団を率いて出席する。双方は引き続き東海問題について意見を交換する。

  問 中日外相会談実現の可能性はどれくらいか。

  答 中日両国の外相が会談するかどうかについて、提供できる確かな情報は現在のところまだない。

  問 中日東海問題協議はこれまでに数回行われているが、今回の協議で前進があるだろうか。

  答 私はいま、中日東海問題協議が18日に東京で行われると発表した。われわれは、協議は双方がこの問題で絶えず共通認識を積み上げ、意見の食い違いを徐々に縮めるうえで有益であると考えている。しかし、東海問題で双方の意見の食い違いは大きく、一部の問題は比較的複雑なので、協議で飛躍的進展がみられるのは難しいかもしれない。しかし、われわれは双方の立場をたえず近づけていくため、積極的な、責任ある姿勢で、日本側と東海問題について真剣に協議するだろう。

  問 中日双方は両国外相がカタールでのアジア協力対話(ACD)期間中に会談することを真剣に検討すると決めたが、中国はACDの前に決定し、日本側に正式に通知するだろうか。武大偉外務次官と王毅・駐日大使は、会談の実現には良好な雰囲気が必要だと語っているが、それは具体的にどのような雰囲気か。中国外交部アジア局長が近く東京に行く際、協議の前に別の会議を行うと伝えられているが、中日外相会談の日程調整問題が取り上げられることがあるだろうか。

  答 中日双方は両国外相が多国間会合の際に会談することについてなお協議を進めている。どのような雰囲気が必要かという質問についてだが、私は、中日両国外相は重要な外交代表であり、その会談は両国関係における重要な問題の解決に役立つものであるべきで、会談のための会談であってはならないと思う。われわれは双方が協議を通じて共通認識に達することを希望している。今回会談を行えるどうかは、双方の会談の結果がどうなるかによる。中日双方の意思疎通のチャンネルは開かれており、双方は引き続き外相会談の可能性について協議する。

 

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