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2006年5月23日の中国外交部劉建超報道官の定例記者会見
2006-05-24 00:00

 

 2006年5月23日の中国外交部劉建超報道官の定例記者会見のうち、日本関係の一問一答は次の通り。

 問 中日両国の外相はきょうかあす、カタールで会談するだろうか。

 答 中日双方の協議の末、李肇星外相と麻生太郎外相がカタールでのアジア協力対話会合の際、二国間会談を行うことになった。

 問 中日外相会談の具体的な日時は。

 答 双方が話し合った日時はきょうのはずだが、具体的日時は李肇星外相の代表団に確認する必要がある。今回の会談で両国外相は中日関係について突っ込んだ意見交換を行う。中国は従来から対日関係を重視し、また両国関係の改善と発展のために努力を続けてきた。日本側は中国側の努力を知っており、よくわかっている。われわれは今回の会談が中日関係の改善と発展に役立つものになるよう、日本が中国と同じ目標に向かって努力することを希望している。

 問 中日外相会談で、中国側は靖国神社問題について、どのような意見を出すのか。

 答 日本の指導者の靖国神社参拝問題は現在、中日関係に困難が生じている根本原因である。この問題は外相会談で話し合われるだろう。双方がどのように話し合い、どのような成果があったかについては、会談後、みなさんに状況を説明する。

 問 アナン国連事務総長の訪中で、双方は中日関係の問題を取り上げたのか。中国はどのような立場を表明したか。李肇星外相は麻生太郎外相と会見した場合、どのような問題を話すのか。外相が考えている第一の問題はなにか。

 答 アナン事務総長の訪問の際、中国の指導者はアナン氏と中国と国連の関係、北東アジア地域情勢、中日関係などについて意見を交換した。中国の指導者はアナン氏に中日関係の改善と発展に対する立場と現在の問題点について説明した。アナン氏はこれらの問題に対する中国側の主張をはっきり理解し、また東アジアで重要な国である中日韓3カ国ができるだけ早く関係を改善し、発展させるよう希望した。

 中日両国外相のドーハ会談の具体的予定についてだが、実際のところ、この2週間、中日双方はこの問題でずっと接触、協議しており、議題についても検討中である。双方は合意に従って会談を進めるものと信ずる。

 

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