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2006年6月1日の中国外交部劉建超報道官の定例記者会見
2006-06-02 00:00
 

   2006年6月1日の中国外交部劉建超報道官の定例記者会見のうち、日本関係の一問一答は次の通り。

 問 日本政府は東海海域の境界画定問題を一時棚上げする意向だと伝えられるが、コメントは。

 答 東海問題について、中日双方はすでに5回協議した。次回の協議をいつ行うかについて、双方が緊密な接触を続けているところだ。われわれは東海問題で双方が協議を通じてたえず意見の食い違いを縮め、最終的にコンセンサスが得られるよう希望している。東海の境界が未画定で、この問題で中日間に係争があることは客観的事実であり、中国側は一貫して「係争棚上げ、共同開発」を主張している。中国はこのために日本側と共に努力することを願っている。

 問 中日両国外相はカタールでの会談で日中の安全保障対話を促進することで意見の一致をみた。中国側は日中安全保障対話にどのような意義があると考えるか。対話はいつどこで行われるのか。中国は中断している両国間の海軍艦艇の相互訪問を早急に再開する必要性があると考えるか。

 答 中日両国外相はカタール会談の際、安全保障対話の再開について共通認識を得た。われわれは、対話再開は中日関係の改善、発展に重要な意義があり、双方が安全保障について突っ込んで意見を交換し、相互信頼を強め、理解を増進するのに役立つと考えている。われわれは対話の早期再開を希望している。対話の場所は中国か日本かのどちらかだ。

 両国軍艦艇の相互訪問がいつ再開されるかについては、中国国防部に尋ねるよう提案する。要するに、中日関係の改善と発展に役立つことであれば、中国は少しでも多くやりたいということだ。


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