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2006年6月6日の中国外交部劉建超報道官の定例記者会見
2006-06-07 00:00

 

  2006年6月6日の中国外交部劉建超報道官の定例記者会見のうち、日本関係の一問一答は次の通り。

  問 麻生外相は6日、対中円借款を続けると表明したが、これはドーハでの外相会談の成果と関係があるのか。

  答 円借款は本来、中日関係におけるプラスの要因である。しかし遺憾なことに、近年、日本側の一部の人はこの問題であれこれ言い非常に敏感な問題にしている。そうしたことは双方にとってマイナスだと考える。

  問 安倍官房長官は対中円借款再開決定の理由として、日中関係の重要性と両国関係の現状を考慮したと説明した。また金額が前年度より14%減ったが、コメントは。

  答 今言ったように、円借款は本来、中日関係におけるプラスの要因である。しかしこのようなプラスの要因が、日本の一部の人があれこれ言うことで敏感な問題になっている。これは双方にとってマイナスであり、われわれはそうした状況を望んでいない。あなたが言った中日関係を重視するという日本側の態度表明をわれわれは歓迎する。同時に重視の表明だけでは不十分で、日本は中日関係の改善と発展のために誠実で具体的な行動をとるべきだと考える。

  問 先週、麻生外相はマレーシアで来月開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラムで李肇星外相と会談すると表明したが、確認できるか。

  答 私の知るところ、双方がそうした問題について協議したことはない。

 

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