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中国・アフリカ教育相フォーラム 「北京宣言」を発表
2005-11-28 00:00
 

11月27日、「中国・アフリカ教育相フォーラム」が北京で開催され、出席した中国教育部のトップ層の人たち、アフリカ20ヵ国の教育相たちは発展途上国の教育の現状や直面する問題について意見を交わし、発展途上国の教育発展戦略の策定と実施について検討し、「北京宣言」を発表した。

「北京宣言」の主な骨子は次の通りである。

■ われわれは「教育は社会発展の基盤であり、教育事業の発展を何よりも早く促すことは国の繁栄を目指すうえで避けて通れない道である」ということについて共通認識を得るに至った。

■ 教育分野において中国とアフリカ諸国が繰り広げてきた交流と協力の歴史および成果を振り返り、双方はその必要性と重要性を体得した。今後、双方が誠意をもって協力を繰り広げ、互いに支持しあい、ともに教育事業の発展を促すことになっている。

■ 教育事業の発展を何よりも促し、十分かつ平等な教育の機会を提供し、「生涯にわたる全国民の教育」の目標は、発展途上国が国の発展戦略を策定する際に考えなければならない要素である。

■ 教育資源の不足は発展途上国が教育事業を発展させる際に直面する主な障害である。この障害を乗り越えるため、発展途上国の政府、社会、人々の努力はもちろん、国際社会の援助と支持も不可欠である。政府は教育分野への資金投下を増やすとともに、社会、個人、NGO、企業、国際機構の参与やサポートも非常に重要である。

■ 雇用、社会経済、技術革新のチャレンジを迎えるために、発展途上国は職業・技術教育計画を十分に考慮しなければならない。工業分野と教育分野の新たな協力関係の明るい展望が見えてきている。

■ 発展途上国にとって、高等教育は持続可能な社会を構築するための重要な手段である。そのために、高等教育の規模を増大させるとともに、高等教育の質を向上させなければならない。高等教育は知識のイノベーション、伝播、応用に重要な役割を果たし、経済発展の重要な促進力ともなっている。

■ 中国・アフリカ教育相フォーラムは中国・アフリカ協力メカニズムの枠組みの中の多国間協力のモデルとなり、「平等、ともにメリットを得る」ことを目標として構築する協力と交流の重要なフラットフォームであり、教育事業の発展を目指す発展途上国の重要な行事でもある。われわれは今後において教育分野における協力と交流を引き続き強化することを願っている。

フォーラムの閉幕後、アルジェリア、ベニン、カメルーン、ジブチ、エジプト、エチオピア、ギニア、ケニア、レソト、マリ、モーリタニア、南アフリカ、スーダンなどアフリカ20余国の教育主管部門のトップ層の代表たちは中国の「遠距離教育・農村教育・教育器械展示会」を視察した。

「チャイナネット」 2005年11月28日

 

 

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