9月30日、駐札幌総領事館は中華人民共和国成立72周年オンラインレセプションを開催した。浦本元人北海道副知事、市橋修治北海道議会副議長、町田隆敏札幌市副市長、細川正人札幌市議会議長、青木雅典北海道日中友好協会会長、稲津久衆議院議員、勝部賢志参議院議員、徳永エリ参議院議員など各界の友人、各国駐札幌総領事、メディア関係者、華僑華人、中資企業、留学生代表など300人余りがオンラインで出席した。達増拓也岩手県知事、五日市王岩手県議会議長、高橋はるみ参議院議員、橋本聖子参議院議員、堀井学参議院議員、和田義明衆議院議員、伊藤条一日中友好北海道議会議員協議会会長など各界の友人から祝電を頂いた。
劉亜明総領事の要請を受け、夏少傑副総領事は「手を携え 明るい未来を」とのスピーチを発表し、華僑華人、留学生、中資企業に国慶節の祝いを伝え、長年にわたり中日友好事業に支持してくださった日本の友人たち及び各国駐札幌総領事館、名誉領事館の友人たちに感謝を表した。夏副総領事はスピーチで以下のように述べた。
中華人民共和国は成立以来、中国共産党の指導の下に全国各民族の人民が刻苦奮闘し、貧しかった状態から抜け出し、開放、進歩、繁栄の新しい時代を迎えてきた。特に1978年改革開放以来、中国は新しい発展の理念を全面的に貫き、改革・開放を全面的に深化させ、中国の特色ある社会主義を生かし著しい成果を収め、累計7.7億人の農村貧困人口を全員貧困から脱却させ、ややゆとりのあるしゃかを全面的に築き上げた。日本は中国の改革・開放の重要な参画者として、積極的に支援し、中国発展の成果を共享し、重要な役割を発揮してこられた。コロナ前、中日貿易は3000億㌦を超え、人の往来は1000万人に登り、両国と両国民に実際の巨大な利益をもたらしており、互恵・ウィンウィンの手本と言える。
中国と日本はともにアジア重要な国として、両国関係が健全かつ安定的に発展することは、両国の根本的な利益に合致し、地域諸国の共通の期待にもあたる。今年は中国・黒龍江省と北海道が「友好提携」締結35周年の年である。また来年は中日国交正常化50周年を迎える。一里塚であるこの50周年は、両国関係の新たな出発点にもなると確信する。中日両国は国交正常化の初心を温め、半世紀にわたり両国関係が波風をともにしながら歩んできた道を振り返り、より堅実で強靭性のある、成熟して安定した中日関係を構築することは、アジア地域そして世界により大きな利益をもたらすと確信している。
この夏、新型コロナウイルス感染症の拡大に大きな影響を受けていたが、日本は万全な対策を講じ、注目を集めているオリンピック・パラリンピックを成功裏に開催した。これから五ヶ月後、北京では冬季オリンピックが開催される。五輪を契機により多くの交流を繰り広げ、人や文化の絆を強め、ウィンタースポーツ産業を更に振興させ、中国と日本との友好関係を一層発展させると期待している。
浦本元人北海道副知事、市橋修治北海道議会副議長、町田隆敏札幌市副市長、細川正人札幌市議会議長、青木雅典北海道日中友好協会会長はそれぞれ挨拶をし、中華人民共和国成立72周年に熱烈な祝いを表し、中国の発展建設が遂げた著しい成果を高く評価し、国交正常化50周年を契機に引き続き双方の経済、文化、観光など各分野での協力を推し進め、日中関係の更なる発展を促進すると述べた。
レセプションでは、「美しい中国」「人民のために手を携え」との中国の風景や中国共産党の初心と使命をPRするビデオを披露した。レセプションは終始熱烈な雰囲気で進行した。