5月9日、王根華総領事は鈴木直道北海道知事を訪問した。の夏少傑副総領事が同席した。

　鈴木知事は王総領事の着任を歓迎するとともに、総領事館が北海道と中国との経済、貿易、文化の交流と協力を積極的に推進していることを評価し、王総領事が任期中に北海道各地を訪問し、北海道の魅力を満喫することへの期待を述べた。

　王根華総領事は鈴木知事が北海道と中国の交流と協力を重視し、黒竜江省との関係を積極的に推進していることを評価し、以下のように述べた。中国と北海道は緊密な経済貿易協力と深い友好基盤を築いてきた。就任以来、北海道の人々の友情と熱意を深く感じた。総領事館は、引き続き鈴木知事及び北海道庁と連携し、双方の交流・協力を深め、二国間関係の改善・発展を推進していきたい。

　鈴木知事が日本水産品の中国への輸出問題の解決へ協力を求め、王総領事はそれに対し以下のように指摘した。習近平国家主席が昨年11月に岸田文雄首相と会談した際、福島の核汚染水の海洋放出問題の解決を協議と交渉を通じて適切な方法を見つけることで合意に達した。我々は、日本側が関連協議に積極的に参加すると期待し、知事に日本中央政府に中国側と向き合って進むように働きかけをしていただきたい。

　王氏は、北海道庁が一つの中国原則を堅持し、台湾との公式交流を控えていることを評価し、今後も続けていくことを希望した。王総領事はまた、鈴木知事に適切な時期に中国を訪問するよう招待した。